NHK BSプレミアム(絶景カメラ・仮称)ロケ隊の応援にと、急遽尾瀬ヶ原に入りましたらすっかり秋が始まっていました。木道を渡る風も清々しくて、先月末の尾瀬歩きとは比べ物にならない爽快感を味わいました。また草紅葉には少し間がある関係でしょうか、行き交う人も少なくて木道も閑散としていました。そういえば、山小屋の軒先ではイワツバメがまだ子育てをしていましたが、何とか無事に巣立って南の国に帰って行けるのか・・・
赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫の七色が虹なのですが、最近尾瀬では白虹がにわかに人気急登しています。個人的にはにじはあくまで七色が美しと思っていますが、せっかくの条件で現れた場合は撮影をするようにしています。この朝も、いや前日の天気予報である程度様相していた通り、湿原の朝靄が消え去ろうとする時間帯に白い虹が現れました。ただ、太陽の位置が夏場に比較して南になっているために、場所にようっては撮影者の姿が一緒に・・・
魚沼地方では早くも稲穂が刈り取られて、県道沿いにも新米ありの看板が目を引きました。森の中でも暑かった夏の間楽しませてくれた、多くの植物が実をつけて命を紡いでいました。確かにまだ日中は熱中症注意報が発令されていますものの、朝夕の涼しさや早まって来た夕暮れなどにも秋を感じ、季節の着実な歩みを感じてしまいます。したがって標高の高い山地を訪ねる際には、これまでの服装に一枚プラスして望まないと・・・
南魚沼市三国ダムの上流部十字峡は、利根川源流の大水上山を目指す場合の登山口で、三国川に沿った砂利道の車道を小一時間歩き、急登して一気に丹後山に登ります。他にも中ノ岳や越後駒ヶ岳への登山ルートのひとつでもあります。もちろん丹後山、大水上山、兎岳などと稜線で結ばれていますから、選択は体力や登山技術に合わせて選べます。その十字峡に立ちますと、数年前に丹後山の下で転倒滑落して・・・
奥只見銀山平で尾瀬三郎藤原房利の像を訪ねてみました。生憎の雨模様で約百段の階段を登る人はなく、平清盛との三角関係に敗れて落ち延びた三郎の悲惨な像が、秋霖とも思える雨に打たれていました。この三郎奥只見では中納言なのに、桧枝岐村の銅像にはなぜか大納言と刻まれていたように記憶していまが、どちらが正しいのでしょうか。何れにしても尾瀬の語源の一つとも言われている尾瀬三郎藤原房利・・・
9月に入り朝夕の涼しさを実感する季節となり、赤城自然園で優雅に舞うアサギマダラの姿も多くなりました。これから餌となるフジバカマの花が咲き揃う頃には、おそらく多くの姿を写真に4K動画にと記録できるだろうと、今年も楽しみにしています。それにしても小さな蝶なのに1,000キロを超える旅をなぜするのかなど、その生態が謎に満ちた蝶には興味津々です。ちなみに同園を旅立った蝶は与那国島?で発見されたとか・・・
夏休みが終わり草紅葉までには半月ほどあり、尾瀬にしばしの静かさが戻って来ました。山小屋の中には夏休みで閉めている小屋もあります。それでも湿原には秋の植物が咲き、夏に楽しませてくれた花は身をつけています。天気予報ですとしばらくはグズつくようですが、静かな木道を歩きを楽しむには絶好の季節でもあります。朝夕の気温に合わせて・・・
安達太良山系に源を持つ滝沢不動滝は、迫力には欠けるものの会津地方の名瀑のひとつと言えます。今回もその涼景を求めて訪ねてみましたら、変わらぬ光景に撮影で飛び回っていた遠き日々を思い出し、しばし時の経つのを忘れてしまいました。この滝が次に賑わうのは周辺の森と、滝にかかる楓が紅葉する秋でしょうが・・・
おおよそ20年振りに磐梯山の銅沼を訪ねました。ここは1,888年の噴火で生まれた火口湖で、現在でも噴火壁や噴煙が火山のエネルギーを感じることができます。鉄分が付着して赤茶けた岩、強酸性の沼は裏磐梯の湖沼群の中でも特異な光景で、少し汗をかいた人だけに与えられる世界とも言えます。余談になりますが、磐梯山の麓現猪苗代湖町出身の細菌学者野口英世も、この磐梯山の大噴火を見たのでしょうか・・・
機会があって懐かしい裏磐梯を久し振りに訪ねました。そして驚いたのは1992年10月に、当時第一勧業銀行浜松支店長だった小椋佳さんに序文をいただき、時事通信社から上梓した写真集「裏磐梯」と1999年7月に、やはり時事通信社から上梓した「火の山・湖の国 裏磐梯」との再会でした。その写真集の奥付を見ましたら、まだ黒髪の私がいました。四半世紀以上の歳月が流れたのに裏磐梯の自然と奥付の写真は・・・
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