自然写真家 新井人の世界

徒然なるままに

雨に誘われて

2019年7月11日

片道約150km。しかも関越道、上信越道、そして無料開放されている中部横断道を利用すれば、取材地としては近距離に入ります。そんなことからここのところ数回、しかも雨の日に北八の白駒池の森を訪ねたいます。幸いにして旧知の白駒山荘の方も暖かく迎えてくれ、雨で冷えた心身を温めてくれます。かつて季節の美しさのみを追いかけて撮影したいた白駒池と森、今では美しさだけではなく森の・・・

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写真1は今年環境省が尾瀬ヶ原中田代東電下ノ大堀橋~ヨッピ吊橋に設置した、植生保護柵(防鹿柵)です。写真2は約10年前の中田代下ノ大堀のニッコウキスゲです。ニッコウキスゲがニホンジカの食害で年々激減しているとささやかれて尾瀬ヶ原で約10年経ち、調査のための調査を繰り返してきた環境省が動き出したというのが実態です。これは再生が活かされてきた大江湿原でも同様で、環境省の対応が後手後手に回っている・・・

 

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竜宮十字路で

2019年7月9日

尾瀬ヶ原中田代竜宮十字路近くで、ニホンジカの被害で姿を消してしまったリュウキンカの群生地を、再生するための調査を群馬県が行なっています。(写真1)写真2はかつての姿ですが、いつになったらリュウキンカの花灯りを見ることができるのでしょうか。設置した植生保護柵に期待に胸膨らませる人も・・・

 

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ニホンジカ

2019年7月8日

日本の自然保護運動発祥の地、保護運動の原点とも言われている尾瀬ですが、ここ十数年来大きな問題を抱えています。それはニホンジカの食害によって様々な植物、ことにニッコウキスゲやミツガシワが壊滅的な被害を受けています。また食害だけにとどまらず、シカが寄生虫などを落とすために行う砂浴び、つまり尾瀬では砂の代わりに湿原の泥炭でそれを行いますから、泥炭があちこちで掘り起こされてしまい、生態系にまで影響を・・・

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雨が続き

2019年7月7日

季節は梅雨ですから雨の日が続くのは当たり前、むしろ空梅雨になれば渇水などの心配も出て来ます。ですが時として仕事がらみの身勝手なことを言うと、夏の美しい天の川の撮影をしなければならいから、せめて一夜でもいいから撮影の機会を与えて欲しいとと思ってしまいます。写真は以前野反湖畔で撮影したものですが、今しばらくは梅雨空が続く予報ですから・・・

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トンボ

2019年7月6日

梅雨空とはいえ7月に入り尾瀬ヶ原のあちこちで、トンボが飛び交う季節になりました。同時に食虫植物のモウセンゴケ、ナガバノモウセンゴケ、コタヌキモなどもかなり成長して来ました。したがって木道脇の湿原では、捕るものと捕らわれるものの命がけのドラマが繰り広げられます。一見楽園に見える湿原の小宇宙を、昆虫目線で覗き込むことによって、新しい尾瀬のドラマも表現できるのではなかと・・・

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やはり雨の森で

2019年7月5日

雨に誘われて白駒池の森に足を運んでみましたら、雨の中で撮影をするような物好きはいないよいうで、時折観光客らしき人にすれ違うだけで、ほとんど貸切状態のような贅沢な撮影ができました。ただ足繁く通えば通うほどに森の奥深さに圧倒されてしまい、撮影に悩む場面が増えてしまい自身の非力を痛感させられてしまいます。想像できない時空を超えて来たコケの森・・・

 

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雨に強く

2019年7月4日

最近のカメラは防塵・防滴機能が充実していて、雨の中での撮影にストレスを感じることが少なくなりました。今回は常用のGH5+GH5Sに加えてオリンパスOM-D E-M1Mark IIの3台に、これも常用のM.ZUIKO DIGITAL ED7-14mmF2.8PRO+M.ZUIKO DIGITAL ED12-40mmF2.8PRO+M.ZUIKO DIGITAL ED40-150mmF2.8PROのレンズでした。その機材で傘もささずに撮影をしていましたら、すれ違う人がこの雨の中で大丈夫と首をかしげるほどでした。ただあくまで防滴であって防水ではないので・・・

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軽装で

2019年7月3日

雨の森で撮影をしていて驚いたのは、駐車場から比較的近いことからだろうか、街歩き的服装の団体ツアー客が多く訪れていたことです。したがって傘はさしているものの、足元はびしょ濡れでブツブツ不満を言いながら行列についていた人がたくさんいました。こうした団体ツアーをどんな告知をして集客したのか、知るすべもありませんが・・・

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雨の森で

2019年7月2日

運良く雨の日にスケジュールが空いたものですから、念願の森を訪ねてみましたら、描いていたような情景に出会うことができました。撮影は写真と4K動画ですが、今回は森全体の大きな風景よりも、雨にしっとりと濡れているコケなど林床の、いわば比較的小さな世界にレンズを向けてみました。こうした視点はこれまでにあまりなかったこともあり、意外と新鮮でずぶ濡れになりながら撮影を楽しむことができ・・・

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