尾瀬ヶ原の北側で個性的な山容を見せる景鶴山は、積雪期(残雪期)以外の登山ができませんものの、至仏山、燧ケ岳とともに尾瀬を代表する山には違いありません。写真は竜宮十字路から600枚のインターバル撮影をしたワンカットですが、初夏の表情を読み取ることができると思います。ただ残念だったのは、生憎少し風が強く池塘に映る姿を撮れなかったことです。シラカバの芽吹き、日毎緑色に変化していく湿原・・・
尾瀬は群馬県片品村、あるいは新潟県魚沼市の天気予報を頼りにしても、なかなか当たってくれない不思議な地域です。この日は朝方こそ梅雨を納得させられるような天候でしたが、太陽が高く昇るにつれて湿原を覆っていた雲が切れて、竜宮十字路では写真のような光景が現れました。そんなことから定番のインターバル撮影(RAW・JPEG)600カットを済ませて、さらに4K動画でも撮影することができ・・・
本欄で頻繁に4K動画撮影と書いていましたら、写真家を卒業して映像作家に方向転換ですか。それからカメラは何でしょうか。などとのお問い合わせをいただいています。そんなことからお答えしますと、基本は写真家のままですがフィクスで撮影する4K動画にも興味津々といったところです。次に機材はEOS 5D-4も使いますものの。4K動画はパナソニックGH5とGH5Sでの撮影が圧倒的に多くなっています。つまり写真撮影はEOSで4K動画はパナソニック・・・
色鮮やかな青葉をよりつややかにしてそそぎ降る初夏の雨と、2001年9月18日付署名のある「雨の名前」(高橋順子・文 佐藤秀明・写真・小学館)に載っています。写真がはたしてその翠雨を表現しているのか幾分疑問を感じますますが、雨音を聞きながら撮影をしていますと、ふと言葉がよぎるのも事実です。日本には四季を通じて様々な雨が降り、その雨に多くの名前がついていることを知る喜び・・・
湿原や森林は雨の風景が似合う場所だと、これまでに幾度となく発表してきましたが、白駒池周辺のコケの森もやはり雨が似合うとつくづく感じました。そんなことで、今年の梅雨はまだスタートしたばかりですから、7月中旬の梅雨明けまでには撮影のチャンスもありそうですので、尾瀬と天城山系などの撮影の合間を探して写真と4K動画でまとめてみたいと思いました。それにしても標高が2,000mを超えますから、雨の日は寒くて・・・
某大学名誉教授によりますと、猫にマタタビ、鹿にミツガシワとのことです。(名言)つまりミツガシワ(根)はニホンジカの大好物な食材と言うことになります。そんなことからでしょうか、尾瀬ヶ原からミツガシワの群生地が消えて久しくなります。写真は竜宮十字路近くの木道間に隠れるように咲いていたミツガシワですが、将来的にかつてのような群生地が蘇るのでしょうか。ミツガシワが消え、ニッコウキスゲも壊滅的な被害を受けて・・・
鳩待峠~山ノ鼻間は尾瀬の中でも最も多くの人が利用するコースですから、ミズバショウのシーズンは過ぎたとはいえ結構な賑わいでした。しかしその多くの方が尾瀬ヶ原、あるいは下山で鳩待峠を目指しているためでしょうか、木道の脇にひっそりと咲くオオサクラソウに目を止める人は少ないようでした。他にも決してミズバショウやニッコウキスゲのように有名ではないものの、季節ごとに多くの植物が・・・
尾瀬にはシャクナゲの仲間がいくつかありますが、ミズバショウの季節に見られるアズマシャクナゲ、夏の至仏山などに咲くハクサンシャクナゲなどは、大きな株もあり遠くからも人目を引きます。そんなことから、梅雨空の下アズマシャクナゲは見られなくなりましたが、ハクサンシャクナゲの蕾が日々膨らむ姿を見ることができます。写真は上がアズマシャクナゲで、下がハクサンシャクナゲですが、夏空にその姿を・・・
漢字では銀竜草と書くようですが、ギンリョウソウはその出で立ちからユウレイタケなどとも呼ばれ、いわゆる腐生植物の中では最もポピュラーかもしれません。それからギンリョウソウが初夏に多く姿を見せるのに対して、数こそ少ないもののよく似ているのが盛夏に見かけるシャクジョウソウかもしれません。他にもギンリョウソウモドキなどもありマスカラ、植物の不思議を探るには・・・
梅雨前線に吹き込むオホーツクからの冷たい風の影響でしょうか、気温がほとんど上がらずに4月下旬並みの寒さの中、見上げてみればエゴノキが重たいほどの花を見せていました。また石場周辺ではニッコウキスゲ、ノイバラ、アヤメなどの花も見頃を迎えていました。そう言えばアサギマダラも数頭飛び交っていましたし、卵も数個見ることもできました。梅雨寒と我々が感じてしまう雑木林の中では、生きものたちは着実に・・・
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