自然写真家 新井人の世界

徒然なるままに

初夏を映して

2018年5月8日

好天に恵まれた大型連休に少しだけ赤城自然園を歩いてみましたら、コナラ、クヌギ、ケヤキなどの森が若葉色に染まり、この季節ならではの薫風が走り抜ける光景はまさに里山の絶景でした。写真は普段よりも少し腰を低くして、EOS 5D-4+400mmでミズスマシの池の映り込みを撮影したワンカットです。時には歩く視線だけではなくて子どもの目線で眺めてみますと、見慣れた光景の中に新しい世界が発見できることも・・・

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出ツボ

2018年5月7日

地元の人々に・熊の水飲み場・とも言われている出ツボです。ここからは鳥海山の豊かな伏流水がコンコンと湧き出て、獅子ヶ鼻湿原を形成してさらに下流の穀倉地帯を潤しています。この出ツボまでは中島台から整備された木道を歩き、ブナのあがりこを楽しみながら30~40分の距離ですから、軽い散策コースとして人気も高いようです。それから・鳥海マリモと呼ばれているコケ類を探しに、獅子ヶ鼻湿原を訪ねてみることもぜひお勧めしたいと・・・

 

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法体の滝

2018年5月6日

鳥海山の豊富な雪解け水を集めて豪快に落ちる法体の滝も、もちろん日本滝百選に選ばれています。この滝は普段の鳥海山撮影のコースから少し外れているために、なかなか訪ねることが少ないのですが、今回は久しぶりに写真と4Kの撮影をして来ました。それから余談になりますが、この滝のある百宅地区は一旦中止となったダム建設が復活して、ダムの底に水没するとの話も伺いました。過疎が急ピッチで進む地域に大規模な道路が建設されて、加えてダム建設・・・

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あがりこ

2018年5月5日

鳥海山麓の象潟町中島台に広がるブナの森は、あがりこの森としては日本一の規模を誇っていて、特に獅子ヶ鼻湿原、あがりこ大王周辺は人気が高いようです。そんなことで雪こそほとんど消えてしまいましたものの、芽吹いた新緑が眩しい散策路を歩いて訪ねてみました。写真のブナは出ツボへの道を右に分けてあがりこ大王に向かう途中のブナ(燭台のブナ)で、4K撮影では随分と悩まされましたが何とか撮影をすることができました。それにしても巨樹の撮影は常に難しく・・・

 

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根開け

2018年5月4日

鳥海山麓には豊かなブナの原生林があり、これまで四半世紀以上も続けて撮影をしています。そんなブナの森の根開けを狙って訪ねてみましたら、矢島町側駒ノ王子周辺で深いもので2mほどの見事なブナの根開けを撮影することができました。ただまだ芽吹きが始まらないことから、残雪に芽鱗が広がる光景は次回への持ち越しとなってしまいました。今回は写真はもちろんですが、EOS 5D-4とパナソニックGH5での4K撮影も行いましたから、ともかく滞在時間が・・・

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元滝

2018年5月3日

お馴染みの元滝です。地元の観光ポスターによりますと、鳥海山の伏流水が80年かけて湧き出しているとのことです。実はこの奥にもうひとつ立派な滝があるのですが、斜面が崩壊しているために随分と長い年月通行止になっているのが残念です。それでも最近は撮影者や観光客が押し寄せつようになり、大きな駐車場や散策路が整備されました。つまり、休日は狭い場所に多くの方が集まりますから平日、あるいは早朝や夕刻などが空いていて撮影には向いているとは・・・

 

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鳥海湖から

2018年5月2日

鉾立登山口から緩やかな石畳の道をゆっくりと2時間程登りますと、火口湖の鳥海湖の見える御浜に着きます。ここはニッコウキスゲやハクサンイチゲなどの群生もあり、鳥海山撮影ポイントの一つになっています。それから写真でも分かるように、鳥海山の残雪(雪形)が漢字の「花」に見えるのもこの季節です。時間的に余裕がなくて山頂を目指せない場合でも、ここまで登って来ますと風景写真はもちろん、花の名山といわれている鳥海山のたくさんの植物の撮影も楽しめますから、ぜひ・・・

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竜ケ原湿原

2018年5月1日

鳥海山矢島口(祓川)登山ルートに広がる竜ケ原湿原は、まだ山開き・安全祈願祭が行われたばかりですから、おそらくまだ2メートルを超える残雪がありスキーヤーで賑わっていると思います。ここの春スキーは6月上旬までは楽しめることで、地元はもちろん首都圏ナンバーの車も多く見られます。したがって湿原の雪が消えて写真のような光景になるには、まだまだひと月ほどかかりますが、山麓のブナの芽吹きと寝明けでも撮影できたらと・・・それから道路拡張工事でミズバショウの群生地が失われてしまったことは残念でなりません。

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奈曽渓谷から

2018年4月30日

山形県、秋田県に聳える日本百名山鳥海山には、両県からいくつかの登山口があります。その登山口の中でも一番人気が高いのが、この鉾立登山口です。ここは登山口だけではなくて春のスキーから秋の紅葉まで、一般の観光コースとしても多くの人が訪れます。写真はその登山口に程近い奈曽渓谷から、晩夏の鳥海山を見上げて撮影をしています。それからここ登山口から眼下に見下ろす日本海には、まもなくイカ釣船の漁火が幻想的に揺れて・・・

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影鳥海

2018年4月29日

いくつもの自然条件が整った時に、名峰鳥海山のシルエットが日本海に映る現象で、かつて幻の影鳥海と呼んでいましたが、三度目の正直で撮影ができました。写真は鳥海山本山からではなくて、外輪山の七高山の最先端か本山と影鳥海を撮影したものです。この写真を見ますと、あの真夏の夜明けの感動が今でも蘇ってきます。東北地方第二の高峰、花の名山鳥海山も雪消えが早いと聞いていますから、どんな表情で迎えてくれるのか不安も・・・

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