知り合いが前橋の帰りに通称国体道路を通ったら、カワズザクラの開花はもちろんのことソメイヨシノの蕾もほころびそうだと、親切にメールで教えてくれました。当地ではさすがに桜の花はまだまだ先ですが、庭のレンギョや日当たりの良い場所では梅の花が見頃となっています。上越国境の峰々や上州武尊山が春もや、もしかするとスギ花粉に霞春の景色を見せています。そんなことから散歩するお犬様も・・・
まだ衣替えを済ませていないものですから、少し歩くだけでかすかに体が火照り、早春ではなく陽春のような感じを受けました。天気予報ですとこの暖かさが続くようですから、山間部の雪融けも進むのではないかと、やはり心配してしまいます。しかしその反面、昨年初めて出会ったサンコウチョウに今年も会えるだろうかなどと、初夏の森を想像してしまうのも偽りのない気持ちです。春が駆け足で来るのは嬉しい・・・
尾瀬沼に設置されているカメラを見ていると、どうも積雪が少ないように思えたから問い合わせて見たところ、210cmとやはり少ないとのことでした。まだ尾瀬の山開きは先になりますが、このような状態で春を迎えることになりますと、晩霜で植物たちが大打撃を受けてしまうことになり、花の尾瀬を迎えられなくなってしまいます。もちろん私が気をもんでもどうなることではないのですが、間違っても一昨年のような尾瀬にはなって欲しくはないと・・・
天気予報がまた外れてしまい肌寒い赤城自然園で、お茶とキノコ汁の接待を受けて温まり撮影をスタートしました。まずは一株しかないといわれているバイカオウレン。ここは人気者なのか順番待ちの状態でしたが、過日の撮影時よりも開花が進みベストな状態でした。ついでナナフシ橋を渡ってカタクリの林に向かい、厚い落ち葉の中から花を咲かせているセリバオウレンを、敷かれている木道に座り込んでローアングルで・・・
標高の高い山地では、夜半には雨から雪になるとの天気予報に願いを込めて、防寒はもちろん機材も冬支度を整えて訪ねて見ましたが、徒労になってしまいました。三寒四温、春に向かって歩みだした季節は、もう止まることなく着実に冬に別れを告げています。こうなると不思議なもので、この冬に撮影できなかった情景が次々と脳裏を・・・
個人的にはカメラマンという呼称はあまり好きではないのですが、近い将来いわゆるカメラマンと職業は不要になるのではないかと思えます。そのひとつがデジタルカメラの進化(進歩)で、例えばパナのGH5ならば4K60pの撮影が可能ですから、1秒間に60カット撮影した中からお気に入りのワンカットを切り出せばいいことになり、動画を撮影さえしていればいかなる瞬間も写真として使えることになります。つまりそれは邪道とは言えシャッターチャンスという言葉が死語になる・・・
早春の赤城自然園では、カタクリの林に群生するセリバオウレンがよく知られていますが、数こそ少ないもののバイカオウレンも見逃すことのできない花のひとつです。しかし恥ずかしいながらこの花が今年も咲いていることに気がつかずに、園の方に教えていただいたのが実態です。カエデやコナラなどの落ち葉を持ち上げて咲く可憐な姿に、小さな命のたくましさを感じながら撮影して見ましたが・・・
初夏には全国から集められたというツツジの花が彩る林を歩いて見ますと、確かに光の春を実感することができますものの、かといって木々に目立った動きを見つけることは難しく、分厚く積もっている落ち葉を踏む音のみが耳に心地よく入って来ます。そして時折名も知らぬ小鳥たちが声をあげて飛び交い、やはり早春の喜びを感じさせてくれます。光の春・・・
杉の花粉が飛散して黄砂が舞う季節はいわば端境期ともいえて、撮影よりも自宅で写真の整理や雑用で過ごす日が多くなります。今年もそいの季節が巡って来て、パソコン相手の時間が急激に増えています。そんな折気になるのが天城山系のコケブナの森です。かといってむやみに仁科峠から2時間歩いて訪ねる気にもなれずに、ただ撮影した写真をMacで眺めながら・・・
二十四節気の啓蟄ですから、冬ごもりをしていた虫たちが目覚める季節です。合わせるように日毎寒さが和らぎ、光の温もりを肌で感じる季節なのですが、どうも寒波が近づいているようですから、季節の歩みはまだそう順調にはいかないようでして、やはり三寒四温を・・・
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