尾瀬の山小屋関係者が尾瀬ヶ原に行って来たとのことなので、様子を聞いてみましたところやはり雪解けが早くて、いたるところでミズバショウが咲き出していたとのことでした。またここ十数年来最大の関心事となっているニホンジカによる植物の食害、それから人がいないことも関連していてか湿原の掘り起こし(ぬた場)が多く見られたとのことです。この時期は休日でなくても多くの人が訪ねていても、夜間には相当数のニホンジカが湿原に様々なダメージを与えているのに・・・
先日群馬、福島、新潟県持ち回りの山開きを神事のみで行った尾瀬は、鳩待峠までの乗合バスの運行が始まり、事実上今年のシーズンがスタートしました。しかし、関係者の自粛呼びかけなどで入山者は少数とのことで、ここ数年来入山者の減少が続いていることもあり、地元自治体などではさらなる尾瀬離れを危惧しているとのことです。例年ならばミズバショウの季節を迎えて、全国からはるかな尾瀬に多くの人たちが・・・
コケの森天城山系と白駒池の森の撮影が間もなく一段落しますから、次は北海道阿寒のアカエゾマツの森にしようかとも思いましたが、かつてのような行動力がなくなっていますから、身近な鳥海山麓のブナのあがりこの森に気持ちが傾いています。鳥海山ならば片道僅か400kmなので、四季を通じてきめ細かな撮影も可能でですし体力的にも余裕が生まれます。とは言うものの6月になり自由な撮影ができるようにならないと・・・
恒例の鳥海山詣でをしないでいましたら、古い友人からも催促のメールが届きました。仕方なしにコロナでステイホームと返信をしましたところ、お気の毒さまと同情してくれました。しかし寝た子を起こすようなメールで、鳥海山のことが頭から離れなくなってしまいました。そんなことから6月になったら行きたい旨のメールをしたところ、今度は東北のことは東北人に任せてゆっくりステイホームをとの返事でした。ここまで言われてしまうと、そうですかとおとなしく・・・
この時期としては冷たい雨の影響でしょうか、来園者も少なく静かな赤城自然園でした。すでにヤマツツジなどは終盤を迎えて、クリンソウやタツナミソウなどが咲き出していました。またクサタチバナノ白い花もそこ彼処で見られ、昨年に引き続きアサギマダらの幼虫、そして羽化の様子に出会えるだろうかと、密かに思いを膨らませてしまいました。雨に濡れた緑の森は晴れた日のそれとはまた一味違い・・・
23日には入山可能になるようですが、多くの山小屋の営業が7月1日からのようですから、くれぐれも事前に情報を確認してから入山していただきたいと思います。なお、檜枝岐村の山小屋も同様のようです。
コケの森として写真では13年ほど追いかけ、4K動画でも5年ほど撮影している天城山系も、白駒池の森同様に撮影が終盤に迫っています。しかし越境行動が自粛になってしまっていて、撮影に出られない状況です。写真は行きたくても行けないでいる、天城山系のコケブナの表情です。日本一のコケを纏ったブナの巨木の森・・・
冬季閉鎖が一旦解除したものの、津奈木~鳩待峠はコロナの影響で通行止めになっていますが、23日(土)から解除になるようです。ただし山小屋では営業しない所が多いようですから、事前にチェックしての入山が求められています。写真は2005年7月13日のニッコウキスゲですが、一日も早くこうした尾瀬ヶ原に蘇って欲しいものです。
五月晴れの空の下赤城自然園が再開園され、朝から待ちわびた多くの来園者が訪れて、初夏の日差しを浴びながら散策を楽しんでいました。写真は繰り返し紹介をしている散策の小径です。
コケの王国として知られる北八ヶ岳・白駒池周辺の森の、写真と4K動画の取材も終盤となり一気に仕上げたいところですが、コロナの影響で入山することが叶いません。そんなことから、過日同様これまで四季を通じて撮影したストック写真で紹介します。
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