秋の彼岸の頃になると咲く彼岸花は曼珠沙華、死人花、火事花などとも言われています。県内でも幾つかの群生地があり、カメラマンの絶好の被写体にもなっています。赤城自然園ではそうした群生地のような群落はありませんが、ナナフシ橋を渡れば深紅の花が迎えてくれます。ここ長いこと続く雨の影響か、いつもの年の表情とは少し違ったヒガンバナをやはり小雨の中で・・・
鳥海山麓に広がるブナのあがりこの森は日本一と言われています。もちろんブナの原生林は世界自然遺産の白神山地を始め各地に見られますが、古くから人間とブナの森との関わりが深かった鳥海山麓以外には、あまり出会わなかったというのが長く原生林の撮影を続けてきた者としての実感です。その証のひとつとして中島台には古窯が今でも残っています。あがりこの森・・・
雪解けとともに始まった尾瀬の花々の競演のラストを飾るのが、エゾリンドウの花かもしれません。静寂が戻った湿原で凛と咲くこの花は、短い尾瀬の季節を締めくくるにふさわしい花とも言えます。そしてエゾリンドウの花の色が褪せ始める頃になると、湿原は草紅葉の季節を迎えて季節最後の賑わいを迎えます。やがて木道を渡る風に冷たさが加わり本格的な尾瀬の秋も・・・
台風の影響を受け続けて、その挙句に秋雨前線が刺激を受けているために、ここ随分と長いこと太陽の顔を拝んでいません。そんなことも手伝ってでしょか、坂東太郎こと利根川の水量はだいぶ回復しているように見えます。今日は彼岸の中日でもあり、田んぼの畦道にはヒガンバナの姿も見え始めましたし、ノイバラの実もだいぶ熟してきましたが、この天気はやはり腐れ彼岸・・・
台風16号が足摺岬東の海上を進行している中、アサギマダラのことが気にかかり赤城自然園を訪ねてみましたら、雨にもかかわらず数頭が代わる代わるフジバカマに止まり吸蜜をしていました。聞くところによると撥水作用があり多少の雨では問題はないとのことですが、降りしきる秋雨の中ではやはり行動が鈍いようでした。今は台風一過の空を乱舞する姿を・・・(35mmフルサイズ換算300mm)
森の中を歩いていると、霧のよく発生する場所や流れる道筋に地衣類のサルオガセを見かけますが、佐久と茅野を結ぶ国道299号線沿線、しかも麦草峠よりも茅野市寄りの植林されたカラマツ林には、多くのサルオガセを見ることができます。以前北海道藻琴山周辺で多くのサルオガセを見たときには驚きましたが、信州北八ヶ岳の森の・・・
謎が多い渡の蝶、ロマンを秘めた蝶などとも言われているアサギマダラの飛来が、ここ数日の陽気も影響してでしょうか増えています。同時にお目当てで訪れる来園者、特にカメラマンも多くなっています。同園ではそんなカメラマンに配慮してか?、午前中はマーキングは行わないようですが、それでも広げた羽を見ると油性ペンのAPの文字が多くなりました。これから個体を撮影するには・・・
見え隠れする至仏山の麓、尾瀬ヶ原で一番西の湿原となる山ノ鼻研究見本園にも、やはり人影は見えませんでした。時折こだましてくるのは木道工事のチェンソーの音ぐらいなもので、贅沢にも独り占めしながらの撮影は申し訳がないようでした。そんな見本園で春に咲くリュウキンカ、夏のヒオウギアヤメ、それからキジムシロなどが咲いていました。雪解けに始まった花の尾瀬も間もなく・・・
ありふれた表現ですが、閑散とした尾瀬ヶ原をのんびりと登山靴の音が響きます。すでに初秋の趣を見せている湿原では、ヌマガヤが風に身を委ねて揺れています。そんな湿原で時折目立つのが通称オゼナスの赤い実です。それから視線を少し高めると、ズミの赤い実もいち早く秋の訪れを伝えています。行き交う人が疎らな尾瀬で命のバトンタッチは・・・
相変わらずの天候不順のために躊躇していましたが、このままではエゾリンドウが見頃を終えてしまうと、小雨に煙る鳩待峠から尾瀬ヶ原を目指しました。案の定尾瀬ヶ原ではすでにエゾリンドウの花がピークを迎えていました。長く伸びた木道を眺めても人影は数える程度と、撮影者にとっては絶好の機会とラムダの槍ヶ岳からGH4を取り出して・・・
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