以前から尾瀬は雨が似合う場所だと感じていました。そんなことからキヤノンにおんぶに抱っこで、写真展「雨の尾瀬」をお世話になりました。生憎その年は天気予報で雨の日を狙っては入山しましたが、皮肉にも雨に恵まれませんでした。確かに雨の日の行動、そして撮影の作業は煩わしさもかなりあって、決して快適とは言えませんがそれでも雨の尾瀬は魅力的で・・・
昨年はブナの実が豊作だったから、多くの子供が生まれた。などと解説をしている専門家がいますが、果たしてそれだけでしょうか???いずれにしても、東北地方を中心に熊の被害がニュースとして多く流れています。熊との遭遇はもちろん避けたいとは思っていますが、熊にしても人間と遭ってしまったために不幸になってしまう場合が多いはずです。なんとか共存の道は・・・
ユウスゲ、ニッコウキスゲ、ヤブカンゾウ、ヤマユリ、ヒメサユリ、コオニユリ、ウバユリ、そしてササユリなどと、赤城自然園にはユリの仲間がたくさんあります。そして梅雨空の雑木林などでその清楚な花を静かに咲かせています。そういえば白山山麓や天生高原にもたくさん咲いていました。サポーター特別開園の今日明日はササユリがきっと・・・
写真は以前ミズスマシの池にて5D MarkIII+EF600mmF4L ISで、風景やの私としては初めての撮影でした。もちろん、利根川などで餌場を作り撮影をしている人もいますが、標高が600mmを超えた場所で近くに河川がなく、唯一の小さな人工池になぜカワセミが来るのかは今でも謎ですが、ともかく今年も来訪を待っている状態です。さて今年はカワセミが・・・
梅雨空の下ヤナギランが見頃を迎えようとしています。この調子ですと、25~26日のサポータ特別開園ごろがベストになるかもしれません。またキキョウやユウスゲなど、それからオカトラノオやアジサイも咲き始めましたから、色濃くなった森を散策しながらこの時期ならではの赤城自然園を満喫できると思います。さて、一昨日は二十四節記のひとつの夏至でしたが、雨の景色も似合う赤城自然園ですから・・・
一面に広がるヤマドリゼンマイの大群落の中に点在する、赤いレンゲツツジとワタスゲの白いボンボンが、この季節の尾瀬ヶ原の定番風景です。しかし今年は緑の湿原そのものに精彩がなく、ワタスゲの白、レンゲツツジの赤色もちらほら見られる程度です。また食虫植物のナガバノモウセンゴケやモウセンゴケも、湿気の少ない湿原で元気がありません。もちろん小雪だった至仏山には残雪は見られません。やはりおかしい・・・
冠に尾瀬をいただいている尾瀬を代表する花のひとつで、好きな花の上位に位置するオゼコウホネですが、最近の様子を見ているとヒツジグサと同居していたり、個体が少なくなったりとかなりの変化(環境の変化)を感じてしまいます。尾瀬の植生の総合調査もここ20数年?は行われていないように思いますので、ぜひ早急に調査をして湿原の健康状態?などを調べていただきたいものですが・・・
尾瀬にはモウセンゴケ、ナガバノモウセンゴケ、コタヌキモ、ムラサキミミカキグサ、ムシトリスミレなど、幾つかの食虫植物が見られます。しかし近年では中田代竜宮周辺で真剣に探し歩いても、ムラサキミミカキグサを探すことができません。写真はアヤメ平で撮影した後ろ向きのムシトリスミレです。次回は至仏山で正面から撮影したいと・・・
自ら移動できない植物にとって天水は、まさに命の水です。しかし今年は梅雨なのにしっかりと降ってくれません。それどころか季節外れの晩霜が、植物たちを襲ってしまいました。もちろんこれまでも6月に霜が降りたこともありましたが、今年はやはり異常としか言いようがありません。暦の上では間もなく夏至となりますが・・・
梅雨の中休みか?、それとも尾瀬の女神様が集った紳士淑女?に微笑んでくれた、つかの間の日差しが嬉しくてドリンクタイムが賑わいそうです。それにつけても今年の尾瀬は異常続きで、肝心の撮影が思うように進みません。それから、もう冬の時点で予想していた通りの取水制限が始まりました。尾瀬ヶ原の池塘も随分と水位が下がってしまいました。はたしてこの先は・・・
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