自然写真家 新井人の世界

徒然なるままに

秋・駆け抜けて

2018年10月14日

いつもの木道を歩きながら頭上を見上げて見るがない、少し進んでは立ち止まり見上げて見てもやはり見つけることが出来ない。例年だったらいくつもの熊棚があるはずの頭上に、今年はついに見つけることが出来ませんでした。今年は熊の食料ミズナラやブナの実が豊作だったために、人々が頻繁に行き交う森を避けて奥の森の中で、それこそ食い溜めをして冬に備えているのかもしれないと、勝手な想像で熊棚を探すのをやめて足を進めました。そんな尾瀬の短い秋は冷たい北風とともに駆け抜けて、すでに晩秋から初冬の趣を感じさて・・・

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氷雨の中を

2018年10月13日

雨の木道は滑りやすくて登山靴に悩むのですが、今回は通常のザンバランでなくて軽量、しかも滑り難いと評判のモンベルラップランドブーツを履いてみましたら、意外と快適な木道歩きが出来ました。もちろんチェーンスパイクやアイゼンを着けてというわけにはいきませんが、春から秋まで(無積雪期)でしたら安心して歩けます。それにしても秋の雨の中は冷たく、ラムダを背負っていても立ち止まると背中が寒くなり・・・

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今年最後になるのか

2018年10月12日

写真を撮るひとりとしてわがままを言えば、数軒の山小屋には11月上旬くらいまで営業をしていて欲しいと思います。もちろん、いつドカ雪に閉じ込められるか分かりませんし、採算ペースの宿泊客を期待できるのかなど、小屋経営にはそれなりの事情があるでしょうから、あくまで身勝手な希望です。早く短い秋が駆け抜けて行く木道を歩きながら、今年を振り返り、あるいは来シーズンに想いを馳せながら、尾瀬の行方を・・・

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上田代

2018年10月11日

尾瀬ヶ原の西の湿原上田代でも、毎回カメラを向ける好きなアングルです。少し撮影時間が遅かったために、いつもより西側から撮影しましたものの、太陽の位置がずれてしまい単なる現場写真になってしまいました。この光景もあと数日で見られなくなってしまうのかと思うと、あらためて尾瀬のシーズンの短いことを感じてしまいます。分厚い残雪を踏みしめながら入山した4月から・・・

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早い小屋閉め

2018年10月10日

元湯山荘、東電小屋、至仏山荘、鳩待山荘、尾瀬沼山荘などが13日(土)の営業を最後に、他の山小屋の多くも今月中旬には小屋を閉めて、檜枝岐村に、片品村にと下山するそうですから、今年尾瀬のシーズンが終わろうとしています。今年は諸般の事情からあまり入山することができずに、今週の東電小屋泊まりが最後になるかと思いますと、今更ながら反省してしまいます。この反省を活かして来年こそはじっくりと尾瀬を撮ろうと・・・

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2019年尾瀬カレンダー

2018年10月9日

鳩待山荘、大清水休憩場の販売に続いてネット販売がスタートしました。

https://www.welcome-to-oze.com/shop/?page=1&itemcd=0002

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コケの風景

2018年10月9日

偶然にもコケの森の話題に参加する機会があり、これまでに巡った北八ヶ岳・白駒池周辺、大台ケ原・西大台、そして天城山系のブナの森などの写真を眺めていましたら、コケの風景に対する想いが急速に広がって来ました。そんなことから過去の撮影地をインデックスで調べて見たところ、森はもちろん渓流や滝などを多くの場所で撮影していたことに驚いてしまいました。写真は入山が許可制になっています大台ケ原の西大台ですが、こうした森をこれまでの写真だけではなくて、4Kにて撮影するのも新鮮な発見に繋がるような・・・

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秋空の下

2018年10月8日

少し早足で歩くと汗ばむような陽気の中、多くの親子連れ、ファミリーが赤城自然園を歩いていました。お目当ては旅立ちを控えたアサギマダラのようですが、リンドウ、ノコンギク、ガマズミなどの秋の草木を楽しむ方も少なくはないようでした。私は偶然会ったニコン党のF氏、キヤノン派のN氏、そして途中から加わったK氏らと日曜談義をしながら、タイアザミ(ナンブアザミの変種と教えていただきました)に集うアサギマダラを観察していました。アサギマダラもフジバカマの花が終わりに近づき、代わってあざみの仲間に蜜を求めているらしいとのことですが、長旅に備えてしっかり体力をつけて・・・

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アザミの仲間に

2018年10月7日

台風の影響なのか暖かな南風が吹く中を、友人のN氏と昆虫館脇のトンボ池を訪ねましたら、周辺のアザミに多くのアサギマダラが集っていました。N氏はこだわりの愛機EOS 5DsにEF100-400mmF4.5-5.6L IS IIを着けての撮影。私はEOS 5D4にN氏と同じレンズを着けて、しかも慣れない手持ち撮影です。それにしても意外なほど頭数が多く、楽しい時間を過ごすことができました。それから園で相当数のマーキングをしているのにもかかわらず、未だノーマークの個体が多いのも意外な印象を受けました。さて、これらのアサギマダラはいつ赤城自然園を後にして、長い旅路をスタート・・・

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まだまだ

2018年10月6日

強い台風25号が沖縄の西北の東シナ海を北上し、秋雨前線が刺激を受けてスッキリしない空模様の中、もう南への旅立ちをしたろうとアサギマダラを訪ねてみましたら、最盛期に比較するとだいぶ頭数は減ったものの、まだ多くがフジバカマの上空を舞いながら吸蜜をしていました。そんなことから顔馴染みになった人たちと、今年はフジバカマが良かったから飛来数が多く嬉しい年でした。などと言葉を交わしながら撮影を楽しむことができました。なんでも今年はマーキングも1,400頭を超えたとか・・・

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