日中日帰りハイカーなどで賑わっていた湿原も、山小屋の夕食が済む時間となりますと、途端に静寂の世界にと帰ります。本来ならば竜宮十字路のベンチに腰掛けて、生ビールのジョッキーで夕暮れを楽しみたいところですが、職業柄それは許されず、木道に這いつくばり池塘に至仏山を反映させての撮影に勤しみました。それにつけても、竜宮から眺める至仏山の姿の美しいこと・・・
至仏山の麓に広がる山ノ鼻植物研究見本園は、尾瀬ヶ原でも残雪が遅くまで残る関係で、ミズバショウの開花時期は最も遅くなりますから、まだまだ楽しむことができます。もちろん晩霜の被害でやや精彩さには欠けますが、それでも今年は個体数が多いからそれなりにはです。その見本園でもニッコウキスゲの芽が多く見られるようになりましたが、ニホンジカの食害に遭わなければ・・・
ミズバショウのスポットとして人気の高い下ノ大堀を、MAVIC PROで上空から眺めています。通常は木道の上から残雪の至仏山、あるいは景鶴山とミズバショウを組み合わせますから、かつてヘリコプターで撮影した私でも、やはり新鮮な印象を受けました。前記しましたように尾瀬ヶ原のミズバショウは週末がピークとなりますから、今年も木道には多くの人々が並び・・・
残雪が多かった恵みでしょうか、晩霜は幾度か降りたものの今年のミズバショウは、まずまずの白さを見せてくれています。また長沢尻、東電尾瀬橋、赤田代~見晴の湿原には、形の良い色白の個体が多く見られます。この分ですと尾瀬ヶ原での見頃は今週末に、そして来週からは尾瀬沼になるように思います。先輩たちから教わった「雪が多い年は花の尾瀬になる」を、木道を歩きながら実感・・・
竜宮十字路にて池塘に映る至仏山を、2秒間隔で約600カットのインターバル撮影をして、それを帰宅後に3,840×2,160(60 fps)4Kタイムラプス動画に仕上ました。今回は他にも下ノ大堀、長沢尻などでも同様の撮影をしました。加えて5D-4での4K動画撮影をしましたから、トータルで170GBほどの撮影量になりました。撮影は楽しいのですが、帰宅してパソコンに落としてからの作業が・・・
スマホの目覚ましをセットしておきましたが、それよりも早くカッコウの鳴き声で目を覚まし、4時前には撮影予定地の竜宮十字路でスタンバイを済ませました。予想通り放射冷却で霜が降りて、湿原は乳白色の靄に包まれ晴天を約束してくれました。もちろん靄の中では写真撮影はできずに、持参した飛び道具で約60m上空から・・・
尾瀬ヶ原中田代竜宮十字路から眺めた景鶴山です。尾瀬の山の中で燧ケ岳や至仏山には登山ができますが、景鶴山には無雪期には登山することはできません。しかし尾瀬ヶ原での撮影では、点在する池塘と共に絶妙な被写体となってくれます。そんなことから、今年もこのアングルでの季節の表情を繰り返し撮影する・・・
この季節の人気スポットは、やはり残雪の至仏山を背景にミズバショウが咲き誇る、下ノ大堀のこの風景なんでしょう。幸いにして今年は晩霜の被害も少なく比較的きれいで、多くの人々が入れ替わり写真に収めていました。もっとも写真といってもカメラではなく、スマホの人が圧倒的に多いのも近年の傾向のようです。雪解け水で冷たい下ノ大堀川の水位が下がれば、ミズバショウはさらに・・・
4月下旬にスタートした赤城自然園では、緑色が濃さを深めて初夏を感じさせる季節となりました。先を競って美しい表情を見せてくれた花々も、早いものでは身を結び命を繋ぎました。昆虫や鳥たちも負けじと命の伝承に余念がありません。そんな多様な生き物たちを育んでいる自然園は、7月7日(金)まで休園となります。7月7日は暦の上では小暑、そして七夕ですが、どんな装いで迎えてくれるのでしょうか・・・ちなみに当地の七夕様は一月遅れの8月7日です。
木道を歩き驚いたのはミズバショウの白ではなくて、ワタスゲの花の多さです。それも半端な数ではなくてここ数年では記憶にない、超多さです。もちろんまだ晩霜の心配はありますが、このまま気候が推移していけば、6月20日過ぎには緑の湿原にワタスゲの白波が立つことでしょう。緑の湿原にワタスゲの純白な綿毛(花穂)がそよぎ、深紅のレンゲツツジが彩りを重ねる季節・・・
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