1月、2月の除雪スケジュールでは、なかなか好天に恵まれることは少ないのですが、3月になりますと天候も比較的落ち着いて来ますから、雪晴れの光景に出会える機会が増えて来ます。私は除雪隊の面々が黙々と作業をしている時間は、一人で気儘に小屋周辺での撮影を行なっています。もちろん山スキーにシールを貼っての行動ですから、自ずとして行動範囲は限定されますものの、やはり白銀の尾瀬を一人占めできる喜びといったら・・・
厳冬期の尾瀬ではほとんどの流れが分厚い雪の下になり、その表情を眺めることはできませんが、さすがに尾瀬全体の水を集めて流れる只見川は、随所で大河の様相を見せています。写真は新潟県と福島県境に架かる東電尾瀬橋から、2月中旬に下流を見たものです。今年もこれくらい、いやこれ以上の積雪があってくれるといいのですが、果たして・・・
尾瀬ヶ原の除雪隊に同行取材をしなくなり、かなり長い年月が過ぎてしまいました。言い訳を言えばスケジュールがなかなか合わなかったことですが、必ずしもそうではなくて物臭を決めていたことも事実です。そんな尾瀬ですも暖冬少雪の昨年とは違い、今年はそこそこの積雪量とのことですから、このまま状態が春まで続いてくれて、何とか花の尾瀬になって欲しいものと願いつつ・・・
降る雪が春の雨に変わり、雪解けが本格的に始まる頃とされる雨水は過ぎたものの、まだ厳しい寒さの中ですが、今日は冬期休園中の赤城自然園のパスポート会員特別開園日です。園内は先週新たに降った雪が残っていますものの、陽だまりにはフクジュソウが顔を見せ始めるなど、寒さの中にも春の気配を感じさせてくれています。防寒をしっかりとして・・・
あまりにも暖かいからと5D-4にEF100mmF2.8Lマクロを着けて、身軽なスタイルで今年初の福寿草を撮影してみました。実はこの福寿草は雪が降る前に園の方に教えてもらっていたのですが、雪に埋もれてしまい今日まで顔を見ることができませんでした。福寿草は以前にも3時間ほど、約400枚ほど撮影してタイムラプス映像に仕上げたこともあり、春の雪でしたら・・・
山肌を赤く染める夜明けを狙って嬬恋村まで行ってみましたが、生憎(やはり)平凡な夜明けでした。また写真では分かりにくいのですが、GH4+300mm(600枚・カメラ内4Kタイムラプス)をみますと、暖かい朝のために大気が揺らめいていて、束の間の春を感じました。二日続きの春の陽気で山間部の雪も緩み・・・
天気予報が的中して春のような陽気となり、妙義山から佐久、さらに八ヶ岳連山も霞んで見えます。なんでも明日も4月並みの暖かさになるようですが、週末には寒波が訪れて寒さが厳しくなるとのことですから、まだまだ人も動植物も冬に耐えなければなりません。できれば分厚い雪の布団に包まれて過ごしたいものですが・・・
群馬と長野県境にそびえる活火山浅間山は、1988年上梓した写真集「浅間山」(銀河書房・3,800円)の撮影以前からですから、かれこれ40年ほどの年月が経ちました。その浅間山を今年も数回訪ねてみましたが、なかなかその美しい姿を収めることができていません。「日本百名山・浅間山」はこれからも年月を積み重ねながら対峙していく・・・
ツボ足で歩きますとキュ、キュと鳴く新雪を楽しみながら、新たな表情を見せてくれたコナラ林を中心に写真と4K撮影をしていますと、どうしても時間がかかってしまいます。そんなことから林を抜けてミズスマシの池に着いた時には雪が止んでしまいました。それでも生まれたばかりの無垢の情景は眩く、見慣れたはずの風景を・・・
最近雪が降ると喜んでいるからでしょうか、周辺の人たちから変人とみられているようです。しかし昨年のような暖冬少雪が続きますと、少なからず生態系に悪影響を与えてしまうようで不安です。やはり冬は寒く夏暑くがベストに思えます。ですから厳しい冬を乗り越えて、巡り来る光の春を待ちたいと雪を楽しんでいます。と言いつつも本音は・・・
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