鳩待峠から尾瀬ヶ原に向かう途中にあるネズコの巨木、津軽ならば金木町の十二本ヤス(アオモリヒバ・ヒノキアスナロ)といった具合に、そのエリアに出向くと気になってしまい必ず訪ねる木があります。鳥海山麓にもやはり気になるブナのあがりこの巨木が3本あり、その一本が写真の「燭台のブナ」です。写真では決して燭台には見えませんが、アングルを変えると燭台に見える位置があります。このブナまでは中島台の駐車場からのんびり歩いて40分ほどですが、この奥にある「あがりこ大王」さまの人気に隠れていて・・・
鳥海山の豊富な伏流水が生み出した湿原のひとつが、中島台レクリエーションの森で見られる「獅子ヶ鼻湿原」です。湿原には立ち入ることはできませんが、ブナ の原生林内の周回路をあるながら「出壺」(デツボ)と呼ばれる湧水池、ミズゴケ湿原、流水路などは覗き見ることができます。また、ミズゴケ湿原には蘚苔類が密生していて「チョウカイマリモ」と呼ばれる物もあるようです。なお、一帯は国の天然記念物に指定されていて立ちいることはできません。
中島台レクリエーションの森の散策路をあがりこ大王に向かって進むと左側に、江戸時代末期からブナの森を利用して炭焼きをした窯があります。そもそも「あがりこ」とはブナ の枝を切り落として炭を焼き、その切り落とした切り口が治癒して新しい芽が出たことからに機縁していると言われていますから、歴史の証言者とも考えられます。その古窯は人伝に聞いたところ20数個あるとのことですが、定められた散策路からはそれを確認することはできません。いずれにしても人間とブナとの長い関わりの・・・
すでにブームは去ったのかも知れませんが、2000年ごろ林野庁(外郭団体?)はー1000年の命を次の1000年へーと「森の巨人たち・100選」を選定しました。それにより全国で巨樹巡りツアーなどが活発になり、場所によっては押し寄せた人たちによる弊害が生まれました。鳥海山麓中島台の「あがりこ大王」もそのひとつでした。そんなことから地元自治体などを中心に周辺整備が行われ、ガイドによる観察会なども実施されて・・・
曼珠沙華とも呼ばれる彼岸花は火事花とも言われて、家内に持ち込まない地域もあるようです。そのヒガンバナが秋の彼岸に合わせて咲き始めました。この花は地下の球根に毒性があるために、有毒植物に分類されているようですが、害獣対策として田圃の畔などに栽培されたために、県内にも群生地が幾つかあります。また葬式花、死人花、墓花、地獄花、幽霊花など、地方により色んな呼ぶ名もあるようです。紅色のヒガンバナは今年も・・・
過日のNHK・BS 4Kの放送後に、天城山系についての質問をいくつかいただきましたから、あらためて紹介します。まず手引頭は伊豆山稜線歩道仁科峠から天城峠方面に約90分ほど歩き、森の中に分け入り手引頭を目指します。(森の中に登山道はありませんから要注意です)一方丸山は東海バスで八丁池口まで乗車して、コルリ歩道かウグイス歩道で40分ほど八丁池への道を進み、やはり登山道のない丸山の森の中に入ります。この他に旧天城峠からの道もありますが、森の中は道がありませんから注意が必要になります。
*今年の撮影ではありません。
近くの田んぼではこの連休を利用しての収穫作業が行われ、たわわに実った稲穂が刈り取られています。またお犬さまとの散歩コースの森では、ヤマグリなどがイガからこぼれそうにもなっています。そんなことから山間部の友人にブナやミズナラの様子を尋ねたところ、まずまずの豊作、いや今年は良くないなどと場所によっては異なった返事が返って来ています。今週中には東北に向かいますから、自分の目で確認は取れるものの、ブナやミズナラをたらふく食べて越冬するクマなどのことを思うと・・・
カレンダーとはほとんど無縁のような生活をしているのに、この連休は世間の皆さんに足並みを揃えて、不慣れな4連休と決め込みました。しかしカメラやレンズなど機材のメンテナンス、それから撮影済みの写真と4K動画の整理など、やはり純粋な休日にはなりません。またこの秋の撮影スケジュールなども頭の中で次々に動き出してしまい、写真家としての長い人生で染み付いた・性・から逃れることができません。連休も今日と明日・・・
動物写真家のI氏は7~9月の北海道撮影から戻ったばかりなのに、今度は長崎県対馬にと一月ほどの日程で撮影に出かけました。氏は写真集やガイドブックのみならず、NHK・生きもの地球紀行などで世界中を飛び回り数々の番組を放送して来ました。氏とは同年代ということもありデビュー当時からの友人ですが、そのパワフルな行動力にはあらためて驚くばかりでした。分野こそ野生動物と風景と違うものの変わらぬ情熱で北に西へと飛び廻る・・・
長引いた残暑の影響なのかは分かりませんが、今年も赤城自然園に旅する蝶アサギマダラの姿が、日々増えて来ました。今日は秋の彼岸の入りで陽気も徐々に秋らしくなるようですから、まもなく南の国に渡る中継地の一つとして多くが飛来して、赤城自然園の空に優雅な舞を披露してくれるでしょう。このアサギマダラは園内でも数頭が幼虫まで育ったものの、外敵に襲われたらしくて羽化までを記録できなかったのは残念でなりません。さて、今年はどのくらいの数が園に羽を休めるのか楽しみに・・・
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