少し乾燥気味でお湿りが欲しいなどと思っていたら、大地を潤す恵みの雨が降ってくれました。これで自然界の生き物たちも、一息つくことができるような気がします。写真は山形県最上地方「幻想の森」の神代杉ですが、やはり撮影するには雨しっかりと降ってくれることが必須条件です。確かに雨の中での撮影は快適とは言えませんが、森の表情を表現するには・・・
美人女将のお酌で美味いドブロクを飲み、津軽の海の珍味に酔い、鳥海山麓の山海の幸に舌鼓を打った小さな旅も、終わりとなるとやはり後ろ髪を引かれます。これからは尾瀬ヶ原での赤シボの撮影と、タイムングが合えば古尾瀬ヶ原湖の撮影が待っていますから、次に東北を巡れるのは秋になってしまうかもしれない。と思ったら、なんと24・25と鳥海山に来られそうで・・・
裾野を日本海に落としている鳥海山は、親しみを込めて出羽富士、秋田富士、庄内富士など呼ばれています。標高は尾瀬の燧ケ岳につぐ東北第二の高嶺で、高山植物の山としても知られています。それから私はまだ一度しか撮影したことがありませんが、日の出時に鳥海山のシルエットが日本海に映る「影鳥海」も魅力です。また麓には日本一のブナのあがりこの森が広がり、古くから森と人々の暮らしを物語って・・・
十和田・八甲田の森は実に豊かな森で、季節を変えて訪ねる度に新しい出会いがあり驚きもあります。もちろん八甲田の十和田側にはブナの二次林が広大にあり、かつても伐採を物語っている場所もありますが、それでもやはり原生林が八甲田の魅力のひとつといえます。まだ雪に埋もれた八甲田山ですが、ミズバショウやリュウキンカ、キクザキイチゲが咲き、タムシバが開くのも・・・
秋田県、青森県にまたがるカルデラ湖・十和田湖は、ブナの新緑やヤマザクラが湖面に美しい姿を映し、少し高い展望所に登れば残雪の八甲田山が眩しく輝いて見えます。それから意外と知られていないのですが、周辺のブナ原生林には巨木が多くあり隠れた撮影場所となっています。18歳の夏に国道4号線をひたすら走り続けて辿り着いた十和田湖、あれからもう・・・
かつての一大観光地十和田湖周辺は、ここ数年観光客の激減で元気をなくしているようです。その十和田湖を源にして流れる奥入瀬渓流も、やはり賑わいを無くしているように映ります。写真は銚子大滝ですが、撮影時間は観光用に十和田湖(子ノ口)の水門が開く前に行っています。この流れは阿修羅の流れ、三乱の流れと国道102号に沿って続き・・・
日本列島で民族の大移動があったであろう大型連休も、本日で終わりを告げるでしょうから、残雪に緑が萌える東北に出かけて見ましょう。などと書くとすごく新鮮な印象があるのですが、実のところ30数年繰り返している小さな旅なのです。しかし巡る度に新鮮な出会いや感動があり、当分は辞められないというのが正直な気持ちです。西行、芭蕉、山頭火、フーテンの寅さん・永六輔さん、皆旅人でしたが・・・
残雪が融けて消えていく過程で、赤シボ現象が見られます。この風景もある意味尾瀬の春の風物詩と呼べるかもしれません。この現象は長らくプランクトン説、鉄分説などの諸説が言われていましたが、2012年放送のNHKスペシャル「奇跡の湿原・尾瀬」で解明されました。今年も大型連休が終わり、湿原につかの間の静けさが戻ってくる頃になりますと・・・
今日こどもの日は暦の上では立夏、里では・目に青葉山ホトトギス初鰹・の季節でしょうが、標高が1,400mしかない尾瀬ヶ原はまだまだ雪原です。もちろん夜明けの気温はマイナスまで下がり、防寒を忘れると震えてしまう季節がしばらくは続きます。そんな中ザックにミニ鯉のぼりを付けた登山者が二人歩いていました。そういえば端午の節句、こどもの日なのに雪原で子どもたちに出会うことはありませんでしが、間もなく尾瀬学校の子どもたちに・・・
残雪期ならではの楽しみのひとつに、普段では立ち入れない地域の散策があります。この天然カラマツは猫又川の奥の森の中に佇む巨木で、尾瀬関係者の話では日本で二番目に太いと言われています。私もかつて全国の巨樹、巨木を訪ね歩いたことがありますが、確かにカラマツとしてはかなりの巨木だと感じています。天然カラマツは鳩待峠、山ノ鼻間にも立派な巨木があり・・・
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