自然写真家 新井人の世界

徒然なるままに

最後のチャンスか

2020年7月30日

アサギマダラの卵、幼虫が次々と姿を消してしまい、今年は羽化の撮影が絶望的かと思っていましたら、新しく幼虫を見つけることができました。ただ、クサタチバナの葉がほとんどなくなってしまているから、このまま無事に育ってくれるのか楽観はできません。今年は長引く梅雨空でほとんどアサギマダラの姿を見ることができなくなっていますから、やっと出会えたこの個体の無事な成長を見守りながら、昨年同様に羽化の瞬間を4K撮影したいと・・・

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夏の花

2020年7月29日

先日大江湿原などを歩いてみましたが、コオニユリの姿をあまり見かけませんでした。自然界のことですから当たり年もあれば、当然外れ年のこともありますから気にすることはないのですが、毎年のように咲いていた場所にないとやはり寂しいものです。そう言えばコオニユリだけではなく、オゼヌマアザミの姿も少ないと感じました。尾瀬ヶ原では異常に早くキンコウカが咲き、至仏山の植物も例年よりも早いと聞きます。こうしたことも暖冬小雪の影響なのか・・・

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レンゲショウマ

2020年7月28日

赤城自然園の夏の主役のひとつと言われているレンゲショウマが、園内のそこかしこで花をつけ始めて来園者の目を楽しませています。ただ今年は梅雨の長雨が続いていますからでしょうか、花の色が幾分淡いようにも感じられます。またうつむき加減に咲く花の表情を捉えようとしますと、どうしても低いアングルからの撮影になってしまい、雨の中での撮影としては神経を使ってしまいます。天気予報ですと関東地方の梅雨明けは8月にずれ込むようですから、まだしばらくの間は雨の中での撮影が・・・

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オオムラサキ

2020年7月27日

昆虫館隣のトンボ池で、国蝶のオオムラサキに今年も会うことができました。ただ写真でも分かるように元気がなく、近寄っても飛ぶことができない状態でした。とは言うものの素人の私に術もなく、その後園の人に尋ねてみたものの行方は不明になってしまいました。赤城自然園ではたくさんの蝶を見ることができますが、その中でも美しい蝶のランク上位に入るオオムラサキは、一年でもその姿に会える機会は限られていますから・・・

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姿を消すキノコ

2020年7月26日

霧雨に煙る森を抜けて野草の原っぱに足を踏み入れると、ヤマユリの濃厚な芳香が漂っていて何とも言えない心地よさを感じました。その香りに後ろ髪を引かれるように歩みを進めると、園の方に教えてもらった見事なタマゴタケが、雨を受けて怪しいほどの色彩で迎えてくれました。このタマゴタケですが、前記したように突然、あるいは忽然と姿を消してしまった現場を数多く目にしています。その原因はイノシシ?アナグマ?それとも食用と知っている・・・

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静かな尾瀬

2020年7月25日

新型コロナウイルスの影響に長引く天候不順も加わり、尾瀬沼周辺はこれまでに経験したことのない静けさでした。特に大清水から三平峠を越えての入山者の少なさには、正直驚いてしまいました。その三平峠、特に尾瀬沼に下る木道は荒廃したままですから、特に雨などで濡れた場合は十二分に注意しないと危険だと感じました。余談になりますがお金(税金)を投入して木道を剥がし、石を並べてぬかるみの登山道にしてしまった環境省の管理官は今頃どこで・・・

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大江湿原

2020年7月24日

昨年のニッコウキスゲはシカ柵効果でまずまずと聞き、今年も復活しつつある光景に出会えるものと三平峠を越えました。しかし結果は写真のような状態で、まだまだかつての姿にはほど遠い感じがしました。それでも多くの人たちがカメラを構えたり、スマホで写真を撮ったりと夏の尾瀬を楽しんでいました。この大江湿原のニッコウキスゲの見頃は週末でしょうから、梅雨明けを待たないまま尾瀬の短い夏は終盤を迎えることになりそうで・・・

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鳥海山事情

2020年7月23日

鳥海山には山形県側に長坂口、万助口、二の滝口、湯ノ台口、吹浦口があり、秋田県側には象潟口、矢島口、猿倉口、そして百宅口の各登山口があります。そして私がこれまで利用して来たのが象潟口の鉾立ルートです。いずれの登山口を利用しても目指すは、東北地方第二の標高を誇る山頂です。その山頂下には山頂小屋(御室小屋)がありますが、今年はコロナの影響で休業とのことです。また七合目にも御浜小屋がありますが、こちらも経営が同一から休業とのことでした。その御浜小屋の隣に立派なトイレがありますが、タンクが満杯とのことから閉鎖してありました。そんなことから登山者の方には・・・

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山並みはるか

2020年7月22日

鳥海山の七合目から北東方面に岩手山、その左に秋田駒ヶ岳、さらに右に和賀山塊などの懐かしい山並みを望むことができ、若いころラムダのザックにリンホフマスターテヒニカ45や、ペンタックス67などを詰め込んで撮影した日々を思い出しました。同時にあの頃のパワーはもちろんなくなり、まるでカメさんのような歩みで登っている現実を実感しました。何れにしても東北の山々は素朴で、どんな季節に登っても・・・

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残雪少なく

2020年7月21日

定宿の女将から暖冬小雪だったとは聞いていましたし、前回鉾立から眺めた時も随分と残雪が少ないとは感じていましたものの、実際に御浜に立ち火口湖の鳥海湖周辺を目にしてその少なさに驚きました。そんなことも少なからず影響しているのでしょうか、ニッコウキスゲやハクサンイチゲなどの花も、過去に撮影した写真に比較してかなり少ないように感じました。それから写真の上部にかすかに見えるのは出羽三山の一つ月山で・・・

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