新型コロナウイルスの影響に長引く天候不順も加わり、尾瀬沼周辺はこれまでに経験したことのない静けさでした。特に大清水から三平峠を越えての入山者の少なさには、正直驚いてしまいました。その三平峠、特に尾瀬沼に下る木道は荒廃したままですから、特に雨などで濡れた場合は十二分に注意しないと危険だと感じました。余談になりますがお金(税金)を投入して木道を剥がし、石を並べてぬかるみの登山道にしてしまった環境省の管理官は今頃どこで・・・
昨年のニッコウキスゲはシカ柵効果でまずまずと聞き、今年も復活しつつある光景に出会えるものと三平峠を越えました。しかし結果は写真のような状態で、まだまだかつての姿にはほど遠い感じがしました。それでも多くの人たちがカメラを構えたり、スマホで写真を撮ったりと夏の尾瀬を楽しんでいました。この大江湿原のニッコウキスゲの見頃は週末でしょうから、梅雨明けを待たないまま尾瀬の短い夏は終盤を迎えることになりそうで・・・
鳥海山には山形県側に長坂口、万助口、二の滝口、湯ノ台口、吹浦口があり、秋田県側には象潟口、矢島口、猿倉口、そして百宅口の各登山口があります。そして私がこれまで利用して来たのが象潟口の鉾立ルートです。いずれの登山口を利用しても目指すは、東北地方第二の標高を誇る山頂です。その山頂下には山頂小屋(御室小屋)がありますが、今年はコロナの影響で休業とのことです。また七合目にも御浜小屋がありますが、こちらも経営が同一から休業とのことでした。その御浜小屋の隣に立派なトイレがありますが、タンクが満杯とのことから閉鎖してありました。そんなことから登山者の方には・・・
鳥海山の七合目から北東方面に岩手山、その左に秋田駒ヶ岳、さらに右に和賀山塊などの懐かしい山並みを望むことができ、若いころラムダのザックにリンホフマスターテヒニカ45や、ペンタックス67などを詰め込んで撮影した日々を思い出しました。同時にあの頃のパワーはもちろんなくなり、まるでカメさんのような歩みで登っている現実を実感しました。何れにしても東北の山々は素朴で、どんな季節に登っても・・・
定宿の女将から暖冬小雪だったとは聞いていましたし、前回鉾立から眺めた時も随分と残雪が少ないとは感じていましたものの、実際に御浜に立ち火口湖の鳥海湖周辺を目にしてその少なさに驚きました。そんなことも少なからず影響しているのでしょうか、ニッコウキスゲやハクサンイチゲなどの花も、過去に撮影した写真に比較してかなり少ないように感じました。それから写真の上部にかすかに見えるのは出羽三山の一つ月山で・・・
ヤフーの天気予報を信じて急遽鳥海山を目指し、約10年振りに鳥海湖のある御浜までGH5+GH5Sにレンズ4本、そしていつものジッツオ大型三脚などを、ラムダの槍ヶ岳に詰め込み登ってみました。さすがにお年頃なのでしょうか4kmの石畳の登山道はキツク、ほとんどの登山者に追い越されてしまいました。写真は定番位置からインターバル撮影したもので、じゃっかん空の部分が多いのですが、これをタイムラプス動画(16:9)に仕上げますと構図も・・・
雨の尾瀬ヶ原を歩いて驚いたのは、すでにキンコウカが至るところで咲き出していたことです。もちろん夏の花の仲間ですから、咲いていることはごく当たり前なのでしょうが、これまでの尾瀬ヶ原では見ることがなかった多さでした。そんなことから尾瀬では有名な某博士と、今年は季節の歩みが早すぎますね、などと話し込んでしまいました。そんなことから気になるのが横田代で、頭の中に緑の湿原を埋め尽くすキンコウカの大群落と、青空に美しい山容を見せてくれる至仏山・・・
朱鷺の翼のトキ色に似ているところからトキソウの名がついたようですが、この蘭科の可憐な植物が尾瀬ヶ原に例年より多く見られました。それに比べてよく似ていると言われているサワラン(アサヒラン)は、どうやら普段の年程度に思われました。木道に腰を下ろして緑の湿原を覗き込むことで、歩いている視点では見つからない別の世界を垣間見ることができて、花の尾瀬と言われる所以を実感することができ、尾瀬歩きがさらに楽しくなり・・・
夏の尾瀬を象徴する花ニッコウキスゲが、尾瀬ヶ原で見ごろを迎えていました。とは言うもののかつてのような大群落はなく、昨年環境省が中田代下ノ大掘周辺にシカの食害から守ために設置した、いわゆるシカネットの内側だけに小さな群生とを見せていました。尾瀬の場合暖冬小雪に伴いニホンジカによる食害が問題化したのにも関わらず、環境省は長年調査調査を繰り返すばかりで具体的な対策をしないまま、尾瀬のニッコウキスゲは壊滅的な被害を受けて来ました。その尾瀬ヶ原に・・・
雨の鳩待峠を山ノ鼻に降って行くと、一仕事終えた歩荷のお兄さんに会いました。そして教えてもらって撮影したのが、今年初めてのショウキランでした。腐生植物のショウキランはワンシーズンでも数カ所、年によっては見ることができないこともありますから、超ラッキーな滑り出しでした。その後は腐生植物としては最もポピュラーなギンリョウソウは数カ所見つけたものの、ショウキランは見つけることができませんでした。漢字で書くと鍾馗蘭と書き鍾馗様と・・・
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