自然写真家 新井人の世界

徒然なるままに

キジ

2020年3月13日

雉も鳴かずば撃たれまい、と言うことわざがあるように、赤城自然園を歩いていてキジの声が耳に入りました。すかさず辺りを見回したところ、ゆっくりと歩くキジが目に止まりました。しかし、私の作業が遅かったために見失ってしまいました。その後幸運にも出会うことができたから、背景の有刺鉄線は邪魔だと思いながらも、園内での記録は必要と思い写真と4K動画にて撮影しました。それにしても、まるで陶磁器の壺のような鮮やかな毛並みは、見れば見るほど美しく・・・

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光の春

2020年3月12日

風こそ強いものの春の日差しに包まれた森歩き、特に雨上がりは格別です。そんな森で嬉しいのは、冬に耐えて新しい命を開花した植物たちです。とは言うもののまだまだ木々の動きは鈍く、オオカメノキ、コナラなどの冬芽も硬いのも現実です。写真はまず咲く、真っ先に咲くなどが語源と言われているマンサクで、撮影条件としては決してベストではないのですが、ファインダー越に光の春を感じながらの一枚です。風に揺れるマンサクの花は・・・

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尾瀬では

2020年3月11日

山小屋の人たちが、除雪のために尾瀬に入っているそうです。入山日は天候に恵まれたそうですが、その後は気温が上がり雨模様とのことのようです。本来この時期ですと里は雨でも、尾瀬は雪なのが当たり前のはずですが、今年は勝手が違うようです。そう言えば昨年2月19日の尾瀬ヶ原も雪でなくて雨が降りましたから、3月の尾瀬で雨が降っても不思議はないのかも知れません。その雨に打たれながら山小屋はもちろん、公衆トイレ、橋などの除雪を黙々と行っている・・・

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まさに陽春

2020年3月10日

赤城西麓の標高400mの当地でも気温が18度まで上がり、陽気は一気に陽春になりました。そんなことから隣家の河津桜も数輪ほころび、ヒバリが天高くさえずっていました。もしかすると県北の山岳地帯も気温が上がり、少な過ぎた積雪が溶け始めてしまったかも知れません。春の喜びは人だけではなく、生きとし生ける物すべてが感じることなのでしょうが、あまりにも早すぎる春は少なからず生態系に悪い影響を与えるのではないかと・・・

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新製品続々

2020年3月9日

オリンピックイヤーなので各社から新製品のカメラ、レンズの発表が続いています。中には開発発表だというカメラもあります。それに合わせてカメラ雑誌などでも、実写を紹介しながらの記事も多く掲載されています。こうした時代の流れの中で個人的に気になるのは、8K動画撮影の搭載機となります。現在のところEOS R5だけですが、動画を得意としているパナソニック(GH6?)やソニー、昨年発売すると発表しておきながら発売できなかったシャープ8Kなど・・・

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越後路でも

2020年3月8日

越後の春を代表する花のひとつに雪割草(オオミスミソウ)があり、佐渡弥彦米山国定公園に属している角田山、そして弥彦山、あるいは人工的に管理されている雪国植物園などで、幾度か撮影を楽しんだことがあります。そんな越後路の早春の花々を訪ねるのにはと、雪国植物園のH/Pを覗いてみたところ開園日は14日ですが、すでに雪割草、キクザキイチゲなど多くの花々が咲いていましたから、雪国新潟県でも暖冬小雪だったために異常なほど春が早く・・・

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野良

2020年3月7日

子供ころから猫好きだったものですから、これまでに猫を飼わなかったことはありません。もちろん現在も更年期に近い、雑種を一匹飼っています。写真は散歩中に偶然見つけて撮影した、正統派の野良ネコです。写真でも分かるように飼い猫と比較しますと、やはり眼光が厳しいように見えます。かつて田舎ではどこの家でもネコとイヌを当たり前で飼っていましたが、産業の変化、家族構成の変化などで随分と少なくなったように思います。果たしてこの野良の行方は・・・

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相性が良いのか

2020年3月6日

雨上がりの赤城自然園は予想を反して風が強く、アカマツ広場ではゴーゴーと大きな音を立てていました。そんなことから野鳥たちの声はなかなか聞き取れなかったのですが、園内では意外と相性の良いシメが小さな群れで見えましたから、手ぶらで帰るよりも良いだろと撮影をしてみました。ただ残念なことに撮影できたのは写真数カットだけで、4K動画は数秒で逃げられてしまいました。その後風に吹かれながら園内を歩いてみましたものの、結局他の野鳥を撮影することはできずに・・・

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啓蟄

2020年3月5日

二十四節気の啓蟄です。すでに触れていますように冬籠をしていた虫たちが、目覚める頃です。それは動物たちが陽気に誘われて、地上に出る喜びを感じる季節です。物の本によりますと啓は開く、蟄は冬眠している虫たちという意味だそうです。またここでいう虫はすべての動物ことを表すとのことです。虫たちだけではなく私たち人間も冬を脱ぎ捨てて、春モードに切り替える時期でも・・・

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松ヤニを

2020年3月4日

赤松広場を歩いていると、樹上で音を立てる風に鳥の声も消されてしまいます。しかし、しばらく立ち止まっていると風が弱まり、鳥の声を聞き取ることもできます。そしてその声を頼りに目を凝らして探してみると、いくつかの鳥を見つけることができることもあります。写真のコゲラもそうして探したものです。意外だったのは、コゲラが松ヤニを盛んに突っついていたからです。これまでに、カエデの樹液などを求めている姿は撮影していますものの、松ヤニも餌にするのかと驚き・・・

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