自然写真家 新井人の世界

徒然なるままに

ゼロの焦点

2015年12月13日

「砂の器」に引き続き、やはり松本清張の長編推理小説「ゼロの焦点」・1961年(松竹・野村芳太郎監督)作品と、2009年(東宝・犬童一心監督)作品をBlu-ray(TVの録画)で観てみました。二作品には半世紀近い年月が流れていますから、単純には比較できませんが、冬の能登地方を繰り返し訪れている者としては、やはり前作品にかつて裏日本(現在は差別用語)と呼ばれた、しかも戦後間もない能登半島の荒涼とした風景が・・・写真は舞台の一つヤセの断崖です。

ヤセの断崖

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北海道別海町の温泉宿「白鳥屋」、ドリンクが入りすぎて「カップ麺が食べたい・・・」と言ったら、吹雪の中スノーモービルで買いに行ってくれた少年は立派な漁師に成長したが、残念にも宿は廃業になってしまった・・・今度は十和田・八甲田山の撮影を30数年以上に渡り支えてくれた民宿「しもむら」が、高齢?後継者不足?で営業をやめてしまいました。こうなると能登半島珠洲市のあの宿は?、男鹿半島のあの宿は?津軽半島のあの宿は?もしかして大山の宿は?などと・・・

奥入瀬のランクル

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シモバシラ

2015年12月11日

暖冬気味な昨今ですが、今朝はこの冬一番の冷え込みとなり、赤城自然園ではやっと氷点下となりました。谷川岳、上州武尊山なども雪化粧でピーカンの空に映えていました。そんなことから、閉園中の赤城自然園を訪ねて見ましたら、予想通りシモバシラが見事に雑木林の縁に氷の結晶をつけていました。まるで白い花が咲いたようでした。太陽が高くなり気温が上がると溶けてしまう儚い美しさの中に、自然の妙(不思議)を感じました。また明日も会えるでしょうか・・・

シモバシラ

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砂の器

2015年12月10日

松本清張の推理小説「砂の器」は幾度も映画化されていますが、野村芳太郎監督作品(1974年・松竹)が印象深く再度Blu-rayでじっくり観ました。特に今回は和賀英良役の加藤剛よりも、その父親元浦千代吉役の加藤嘉の演技に魅了しました。そういえば加藤嘉さんは松本清張の「点と線」でも、鳥飼刑事として個性を発揮していました。凄い役者ですね。それからこの「砂の器」ではCGオンパレードの昨今では決して味わえない、素晴らしい実景にもこれまたすっかり魅せられました。やはり時間とお金を注ぎ込まないと・・・

津軽の海

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伊根の舟屋

2015年12月9日

丹後半島の若狭湾に面している伊根の舟屋は、男はつらいよ「寅次郎あじさいの恋」マドンナ(いしだあゆみ?)、釣りバカ日誌のハマちゃん、それからNHK連続テレビ小説「ええにょぼ」の舞台として、さらに「尾瀬 至仏山殺人事件」(日本写真企画刊・1,300円)では、至仏山で殺された小早川拳の故郷であり、剣平四郎と竹内純子も訪ねています。白砂青松の日本三景・天橋立ももちろんいいですが、伊根の舟屋の情景も捨て難い・・・のどかな日本の原風景ですね。

伊根の舟屋

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近くなった冬の尾瀬

2015年12月8日

外付けHDの整理をしていたら少し前の懐かしい写真があり、ここ久しく行ってない厳冬期の尾瀬に会いたくなりました。かつては麓の尾瀬戸倉から山スキーにシールを貼り、人数も14~15名で約2週間かけて行っていた尾瀬ヶ原の除雪も、入山にヘリを利用することになり大幅に短縮されました。また、積雪量が少なくなり除雪隊員数も少なくなりました。今シーズンはなんとかして体力を回復させて、若い尾瀬林業の除雪隊の皆さんの足手まといにならないようにして・・・

東電小屋から

尾瀬沼

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快気祝いの潤滑油

2015年12月7日

若い頃尾瀬のいろは(尾瀬の「お」から)教えていただいた大先輩から、いつまでサンデーをしていてはいかんと、潤滑油を送っていただきました。この潤滑油は鹿児島県の伝統的な「黄麹」と、甘みの強いさつま芋「紅まさり」から生まれた幻の潤滑油だそうです。大先輩は八十路にしてワーゲンからベンツに乗り換えて、(カメラはペンタックス645からデジカメに変えたようですが)作品作りに意気揚々と飛び廻っているようですから、若造の私としては尻を叩かれた思いです・・・今夜から潤滑油を体内に巡らして・・・

紅龍ノ月

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近くなった天城

2015年12月6日

かつては関越道、圏央道、中央道、東富士道路、東名高速道路で沼津市に、そこから一般道、修善寺道路と乗り継ぎ天城まで約280Kmと、結構な時間がかかりましたが、圏央道が東名高速道路に直結して、さらに伊豆縦貫道?が開通しましたか断然天城が近くなりました。あとは伊豆山稜線歩道を仁科峠から二時間半歩き猫越、手引き頭で、あるいは、天城縦走路で丸山に入り込めば苔をまとったブナの巨木の撮影ができます。嬉しい限りですね・・・

天城山系猫越

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大雪

2015年12月5日

昨日は二十四節気の大雪でしたが、当地から望む谷川岳、上州武尊山、それから草津白根山などは今年はまだまだ本格的な冬の表情を見せてくれません。私がいくら気を揉んでも雪が降ってくれるものではありませんが、6年振りの暖冬などと耳にしているものですから、ついつい気になってしまいます。そんな暖冬の中をお犬様の散歩をしてみましたら、ホウレンソウ、ハクサイ、それから麦の青さが勢いよく映り驚きました。またホトケノザもたくさん花を咲かしていました。

一の倉沢

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落陽

2015年12月4日

吉田拓郎の歌に「落陽」がありますね、たしか苫小牧発仙台行きフェリー・・・だったように記憶しています。生憎新潟→小樽あるいは苫小牧→新潟航路しか利用してないので、「落陽」のフェリー航路はどんな光景なのか想像もできませんが、海なし県に生まれ育ったものですから、海に沈む「落陽」は格別の感があります。(太平洋を航行していると山に沈むのだろうか?)しかし日常的に眺めている山並みに落ちていく姿にも・・・写真は安中市から撮影した妙義山の夕景です。落陽

 

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