自然写真家 新井人の世界

徒然なるままに

緑濃く

2021年6月22日

梅雨の晴れ間を狙って赤城自然園を歩いてみたら、すっかり緑が濃くなりもう夏の装いを感じました。また平日ともあり来園者も比較的少なく、散策路に三脚を広げての撮影もスムーズに行うことができました。同園は初夏から夏の花へと移り行く時期で、日に日に昆虫たちの姿も多く見られるとのことですが、すっかり視力が低下してしまった身としては難しく、せめて馴染みのあるアサギマダラの幼虫をと探してものの、やはり見つけることはできませんでした。夏至を過ぎて太陽の陽射しが・・・

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ワタスゲ

2021年6月21日

雪解けが早かったものですからワタスゲの花が晩霜の被害を受けるのではと、尾瀬ヶ原を歩きながら心配していたのですが何とかして難を逃れてくれました。そんなことから上田代、牛首山周辺、それから東電下ノ大堀橋、イモリ田代間などで白い綿毛(花穂)が揺れていました。しかし全体的には数が少なくて、やや寂しい感じがしました。そんな湿原を覗いてみるとすでにニッコウキスゲの蕾が膨らみ、来月の開花期の準備が整った感じを受けました。それから白い綿毛は梅雨空の下よりも青く晴れ渡った・・・

 

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初夏

2021年6月20日

今年もまだコロナ禍の影響もあるのでしょうが、この季節の尾瀬ヶ原を歩く人は少なく、思いの外静かな初夏を満喫できました。もちろん、人の多少に関わらず湿原では植物が規則正しい序列で成長していて、季節の確かな歩みと尾瀬の豊かさを今年も感じました。また残雪の中に南の国からはるばる飛来したイワツバメ、湿原でさえずるホオアカ、鳴き声をこだまさせるカッコウなど、生き物たちの活動も活発なのを体感しました。ミズバショウとニッコウキスゲの狭間、しかも梅雨の季節なので敬遠する人も多く・・・

 

 

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インターバル2点

2021年6月19日

7時に東電小屋を発ちヨシッポリ田代からヨッピ橋を渡ると、緑の湿原が彼方まで広がって実に爽快な気分になりました。そして空を見上げながら竜宮十字路方面に進み尾瀬ヶ原と至仏山を1点、次いで景鶴山をワンカットと続けて600枚インターバル撮影をし、その場でカメラ内タイムラプス映像を作りました。もちろん帰宅後にLRTimelapseとLightroom Classicで作品として制作します。そのタイムラプス映像は約20秒の映像になりますが、撮影に費やす時間は概ね1時間と・・・

 

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梅雨空に

2021年6月18日

ミズバショウシーズンが一段落つき静けさが戻って来た尾瀬ヶ原を、梅雨空の下で撮影したいと訪ねたところ、午前11時半ごろから激しい雷雨に見舞われてしまい、2時間以上を尾瀬ヶ原で過ごす羽目になってしまいました。幸に傘を打つ雨音で雷さまの音は消されたものの、時折眼に入る閃光は気持ちの良いものではありませんでした。それにしてもあまりもの雨に天の水が枯渇してしまわないのかと、妙な心配などをしてしまいました。しかし、緑に染まりいく尾瀬ヶ原は美しくて・・・

 

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白駒池に

2021年6月17日

またもや天気予報が外れてしまい時折コケの森に陽射しが入る、梅雨入り直前の天気回りとなってしまったものの、前回に比較するとコケの緑が一段と際立っていて、早朝から雷様に恐れをなして撤退する午後までじっくりと撮影ができました。それから朝方に青苔荘で、午後に白駒荘でコーヒーを飲み一息入れましたが、観光バスから吐き出される団体客がいないために静かな湖畔で、鳥の声を聞きながらの贅沢な時間を過ごすこともでき、次回撮影の構想を練ることもできた・・・

 

 

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次回は梅雨空に

2021年6月16日

早苗が揺れる畦道から見上げる鳥海山は、残雪と新緑が美しく何度眺めても心安らぐ光景です。今年も御多分に洩れず積雪が少なかったらしく、夏の花の季節は早いだろうと地元の人が話していたが、その前に恵みの雨の季節が訪れます。そんなことから一旦帰り天気予報を確認した上で、人影がほとんど途切れる雨の森の撮影に再訪しなければなりません。それから、もう一枚の写真は矢島口から竜ケ原湿原に向かう途中の善神沼(池)で、鳥海山の姿を映してくれる撮影ポイント・・・

 

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伏流水

2021年6月15日

繰り返しになりますが、鳥海山は伏流水が毛細血管のように流れて、豊かな水の王国と言えます。そんなことからこれから梅雨に入りますと、あがりこの森を巡りながらの生命の水探しが続きます。しかし道なき原生林を歩くことは決して快適ではなくて、時折クマの恐怖を感じたり笹に視界を遮られてずぶ濡れになり、まるでドブネズミのような様相でひたすら伏流水を・・・

 

 

 

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ブナっ子

2021年6月14日

ブナの森の多くは雪解けと共に林床が笹に覆われるために、新しく生まれたブナっ子を見つけ難いのですが、森の散策路や登山道の縁にその姿を見つけることがあります。鳥海山麓中島台などでは「あがりこ大王」や「獅子ケ鼻湿原」のコースが整備されていて、意識して歩いていれば見つけることができます。しかしこのブナっ子の多くは大きく成長することができずに、自然淘汰されてしまうのが自然界の掟とも言えます。写真は樹齢推定約300年、幹周り7,6m、の巨樹と新しく発芽したブナっ子ですが・・・

 

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いつもの森に

2021年6月13日

中島台から駒ノ王子を結び県道が崩壊の危険があるとかで、通行止めになっていたために雨の中を歩くことになってしまいました。それでも約半年ぶりの再会は嬉しくて、レンズの水滴を気にしながら写真と4K映像を撮影しました。また森の中を歩いてみますと、林床にギンリョウソウがそこかしこに見つかりこれもローアングルにて撮影しました。ただ雨がさほど強くなかったために、ブナの幹を流れ落ちる樹幹流の撮影はできませんでした。それにしても雨の音しか聞こえない森の中は・・・

 

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