鳥海山麓の撮影で四半世紀以上の長い付き合いを続けているのが、ブナのあがりこの森として日本一と言われている、中島台周辺に広がる「あがりこの森」になります。この森には「あがりこ大王」「あがりこ女王」それから「燭台のブナ」などの奇形巨木が多く見られ、あがりこ巡りのツアーなども多く行われています。そんなことから一定のエリア内には木道(薄い板引き)も整備され、天候が悪化しても迷うことは少ないと思います。ただ、私が撮影してエリアは少し外れることから・・・
繰り返しになりますが鳥海山麓は伏流水の宝庫で、湖沼群、滝や渓谷、そして湿原なども多く見られます。また近年は象潟町の大穀倉地帯も減反政策で、転作地や放棄地になってしまった田んぼがかなりの面積を含め、日本農政の失敗の縮図を眺めるようです。したがって、それまで伏流水を用いていたいくつもの水路は荒れてしまい、このままではさらに荒廃し忘れ去られてしまいそうです。米作りになくてはならなかった鳥海山の豊かな伏流水の役目も変わり、かつての原風景が・・・
関越道、北陸道、さらに日本海東北道、そしてR7を乗り継いで400Km、これは拙宅から鳥海山の麓秋田県にかほ市象潟までの距離です。ちなみに天城山系ならば関越道、圏央道、東名高速などで280Kmと、意外と近距離なのです。ただ万年渋滞の圏央道や東名高速は運転していてもつまらなく、距離こそ長い鳥海山の方が楽しいドライブになります。そんなことから気分的にはどうしても北を目指してしまうことになります。それにしても昨年だけで・・・
ミズスマシの池でカメラごと迷彩姿の人から、カワセミを狙っていると聞かされ確認をしたら、これまでに数回確認しているととの事でした。そう言えば私が同所でカワセミを撮影したには2012年の夏のことで、それ以来整備の人を含めて飛来の話は聞いていませんでした。しかし、仮に再びミズスマシの池に来てくれているならば、園の豊かな森を伝えるためにも何とかして撮影して見たいものと、不慣れな望遠レンズを構えて見ているものの、今のところその姿を見ることは・・・
昨日確認したアサギマダラの小さな幼虫を探してみたものの、周辺のクサタチバナを含めて姿を見ることが出来ませんでした。それは最近視力が低下した私の探し方が悪かったのか、あるいは自然界にたくさんいるだろう外敵に襲われてしまったのか、その理由は素人の私には分かりません。何れにしても園内で産まれたアサギマダラが、無事成虫になれるのは極々少数なのも自然界の掟なのか、今年も8月中旬ごろまでの長い観察の日々が続きそうで・・・
渡り蝶として知られているアサギマダラの姿は、5月中旬ごろから数頭づつ見かけてはいましたものの、タマゴは視力の低下に伴い見つけることが出来ませんでした。そんな折園の若いスタッフの人がクサタチバナの葉の裏に、しっかりと産み付けられている白い小さなタマゴを教えてくれました。さらに昆虫好きなそのスタッフは孵化した幼虫までも見つけてくれました。園のそこかしこでゆったりと舞う成虫は、赤城までの長旅の疲れを癒しながら・・・
華やかな花の季節から森の緑が深まるこの時期は、訪れる人の姿も日々落ち着きを取り戻して静かでゆったりとした時間が流れ、深呼吸をしながら森歩きを楽しむ季節とも言えます。そんな森の中にあるミズスマシの池やトンボ池には、今年もモリアオガエルの卵塊がいくつか生まれ、生命はぐくむ森の姿も見せています。今年は西日本から東海地方まですでに梅雨入りをしていますから、この森にもまもなく雨の季節が訪れて・・・
湿原から残雪が消えて多くの植物が花を咲かせ、周辺の森や拠水林などの木々が緑の葉を広げて、尾瀬ヶ原も春から初夏へと季節を移していました。同時に木道を歩く人々が増えて、かなり遠くからでも歓声を感じることが出来ました。そんな多くの人たちのお目当ては当然ミズバショウで、群生地ではカメラやスマホで撮影に興じる姿が多く見られました。昨年はコロナ禍で揺れた尾瀬ですが今年はほぼ例年並みに動き出したので、これから冬眠に入るまでの間・・・
時折強い風が吹き付ける尾瀬ヶ原では吐く息が白く見え、まるで氷雨のような冷たさに震えながらの撮影となりましたが、晴天時では決して見ることのできない情景に満足しました。ただ、広角レンズ系ですとどうしても前玉に水滴が着いてしまい、四苦八苦しながらの撮影になってしまいました。尾瀬ヶ原のミズバショウが見頃を迎えたとは言え、朝から降り続ける雨を敬遠したのか訪れる人は少なく、気兼ねなく撮影を出来たことは何とも贅沢な・・・
至仏山や燧ヶ岳の岩場にも巣を作り子育てをしているのでしょうが、山小屋の軒先などに巣を作るイワツバメが圧倒的に多いよいうです。 そんな彼らの活動を見ながら、お前たちはイワツバメの名前がついているのだから、軒先につを作らないで岩場に作れなどという人もいますが、彼らは休むことなく巣作りに余念がありません。写真は東電小屋での撮影ですが暗い場所のためにISOを2.000に上げても、シャッター速度が1/100のためにブレてしまいました。それにつけても毎年南の国からはるばる尾瀬に来てくれて・・・
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