自然写真家 新井人の世界

徒然なるままに

クリ

2020年10月3日

山のクリが弾けてたくさん落ちる季節となり、赤城自然園でも随所にその姿を見ることができます。クリと言えば赤城山麓には、全国的に見ても規模の大きい「栗太郎の森」(小生が命名)があり、青森県下北半島薬研温泉エリアには、森の巨人たち 100選に選ばれているクリの大木があります。栗太郎は赤城山撮影時にその姿を眺めることができますが、薬研温泉のクリには随分とご無沙汰をしています。市販されている大粒のクリとは違い、野生のクリは小ぶりですが生で食べると堅く甘味があり・・・

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小さな秋

2020年10月2日

鳩待峠から尾瀬ヶ原に下る道端で、柄にもなく倒木の上に小さな秋を見つけました。こうした写真はこれまであまり撮影しませんでしたが、NHKの「尾瀬」やNHK BS 4K「コケの森の世界」などの4K動画を撮影してから、足下の小さな世界にも目が届くようになり撮影するようになりました。頭上のミズナラのクマ棚ばかりに神経を注いでの歩みに、新たに加わった視点により尾瀬での撮影の世界が広がり、これまでは見たことのない新鮮な尾瀬に出会えた・・・

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クサモミジ

2020年10月1日

草紅葉と書くようですが、尾瀬ヶ原周辺のブナやミズナラの森が紅葉する前に、湿原が紅葉することを言うようです。そんなことから猛暑を避けて尾瀬行きをサボっていましたが、秋の風に誘われてノンビリと歩いて来ました。今年はコロナで営業してない山小屋もある関係でしょうか、この時期としては空いていて撮影もノンビリと楽しめました。今年の尾瀬の季節は概ね残すところ20日となりましたが、来年はこれまでのような尾瀬になって欲しいものと・・・

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山麓では

2020年9月30日

鳥海山の麓では刈り入れ真っ最中で、当地とは比較にならない広い田んぼを大型のコンバインが忙しく動いていました。ただこの穀倉地帯でも米余りからの減反で、奨励金を貰ったコメの代わりのソバの面積の多さには驚かされました。写真は左側の稲穂の束で後ろの高圧鉄塔を隠すため、構図的には課題があることを承知で撮影した一枚です。それから食堂で天候が悪くて生憎だねと聞かれ際に、今回は雨の森狙いだから恵みの雨と答えてしまい、どうやら顰蹙を買ったようで・・・

 

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やはり不作

2020年9月29日

鳥海山麓のブナの森を歩いてみましたが、やはりブナの実が少なく不作のようでした。それどころか場所によってはまったく無く、凶作とも言える状況でしたから、これから長く厳しい冬を乗り越えるクマ、特に親離れをしたばかりの若いクマには試練に違いない。ただ、場所によっては差異はあるものの、ミズナラ(ドングリ)はそこそこ見られましたから、せめてもの救いのように思いました。しかし、私が歩いた範囲内ではクマ棚を見つけることができませんでしたから・・・

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気になる木

2020年9月28日

鳩待峠から尾瀬ヶ原に向かう途中にあるネズコの巨木、津軽ならば金木町の十二本ヤス(アオモリヒバ・ヒノキアスナロ)といった具合に、そのエリアに出向くと気になってしまい必ず訪ねる木があります。鳥海山麓にもやはり気になるブナのあがりこの巨木が3本あり、その一本が写真の「燭台のブナ」です。写真では決して燭台には見えませんが、アングルを変えると燭台に見える位置があります。このブナまでは中島台の駐車場からのんびり歩いて40分ほどですが、この奥にある「あがりこ大王」さまの人気に隠れていて・・・

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獅子ヶ鼻湿原

2020年9月27日

鳥海山の豊富な伏流水が生み出した湿原のひとつが、中島台レクリエーションの森で見られる「獅子ヶ鼻湿原」です。湿原には立ち入ることはできませんが、ブナ の原生林内の周回路をあるながら「出壺」(デツボ)と呼ばれる湧水池、ミズゴケ湿原、流水路などは覗き見ることができます。また、ミズゴケ湿原には蘚苔類が密生していて「チョウカイマリモ」と呼ばれる物もあるようです。なお、一帯は国の天然記念物に指定されていて立ちいることはできません。

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古窯

2020年9月26日

中島台レクリエーションの森の散策路をあがりこ大王に向かって進むと左側に、江戸時代末期からブナの森を利用して炭焼きをした窯があります。そもそも「あがりこ」とはブナ の枝を切り落として炭を焼き、その切り落とした切り口が治癒して新しい芽が出たことからに機縁していると言われていますから、歴史の証言者とも考えられます。その古窯は人伝に聞いたところ20数個あるとのことですが、定められた散策路からはそれを確認することはできません。いずれにしても人間とブナとの長い関わりの・・・

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あがりこ大王

2020年9月25日

すでにブームは去ったのかも知れませんが、2000年ごろ林野庁(外郭団体?)はー1000年の命を次の1000年へーと「森の巨人たち・100選」を選定しました。それにより全国で巨樹巡りツアーなどが活発になり、場所によっては押し寄せた人たちによる弊害が生まれました。鳥海山麓中島台の「あがりこ大王」もそのひとつでした。そんなことから地元自治体などを中心に周辺整備が行われ、ガイドによる観察会なども実施されて・・・

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ヒガンバナ

2020年9月24日

曼珠沙華とも呼ばれる彼岸花は火事花とも言われて、家内に持ち込まない地域もあるようです。そのヒガンバナが秋の彼岸に合わせて咲き始めました。この花は地下の球根に毒性があるために、有毒植物に分類されているようですが、害獣対策として田圃の畔などに栽培されたために、県内にも群生地が幾つかあります。また葬式花、死人花、墓花、地獄花、幽霊花など、地方により色んな呼ぶ名もあるようです。紅色のヒガンバナは今年も・・・

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